マイダイアリー記録 〜カラダとココロ〜


このレポートは、平成22年度 医療・介護等関連分野における規制改革・産業創出調査研究事業(医療・介護周辺サービス産業創出調査事業) 「女性を対象としたWeb健康情報サービス市場の確立」調査において、女性の健康実態を把握するために行ったデータ集計結果の一部をご紹介するものです。

Ran's Report 2010年11月
カラダとココロの症状

2009/10/17~2010/10/16、10~50代ユーザーがマイダイアリーで記録した「カラダとココロ」の状況(のべ71,145日分)を、年代別・月経周期の各ステージ毎に集計してみました。

年歳別では30代の記録が一番多くなっています。10代50代は少ないため、少し偏りがあるかもしれませんので、参考と考えて下さい。

ステージ別ではやはり月経中の記録が多く次いで排卵後あたりの記録が多くなっています。

平均月経周期が24日以下の場合24日で、34日以上の場合34日で計算
月経開始4~11日目平均を低温期基準とし、12日目以降で「低温期基準+0.3℃以上」の温度が確認できたら、イエロー前期ステージへの移行
温度の上昇が確認できない場合は、「わからんブルー」
次のグリーン後期終了後、次回月経記録がないときは「わからんオレンジ」

マイダイアリー「全体」
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全体的に月経前半と月経前の不調がみてとれますが、50代になると不調の程度が低くなっています。
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ボーッとの割合は、月経中・月経前が多く、排卵期の辺りには少なくなっています。年代的には、全体を通して若い世代のほうが不調が少し多いようです。
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月経ステージによる変化は顕著ではありませんが、月経終了~排卵前あたりは若干冷えが改善されているようにもみうけられます。年代では若い世代ほど冷えを多く感じており、50代は更年期のホッとフラッシュもあるのか?ほかほかの割合が多くなり、超冷え冷えはほとんどありませんでした。
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すべての年代を通じ、排卵後のステージで、食欲が「とてもある」が増えています。月経直前にはまた食欲があまりないがふえるようです。
マイダイアリー「カラダ」
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月経前半(ブルー前期)はお腹が痛い方が約3割、張る症状まで加えると半数近い方がお腹の症状がありますが、月経後半から排卵前あたりまでは、8割程度が調子よく過ごしています。排卵後は次の月経に向けて徐々に痛みや張りの症状が増して行きます。10代は特に不調の症状が大きくみられます。
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月経期・月経前には頭痛の症状が増しています。腹痛同様、10代は特に不調の症状が大きくみられます。
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乳房の「張り」が大きいのが排卵後~月経前で、すべての年代を通じて同じようなカーブを描いています。しかし、月経前でもやわらかやふつうの方の割合が6割以上あり、張る人・張らない人の個人差が大きいのかと思われます。
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月経直前の時期は半数近くが不調となりますが、特に1/3の方が便秘傾向です。他の項目より好調・不調がわかりやすいせいか、他の項目より「快調」という記録が少し多くなっています。
マイダイアリー「美容」
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月経前~月経中にかけて顔のむくみが増し、排卵期に減少の傾向があるようです。
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月経後~排卵前は快調やふつうが多く調子がよくて、排卵後~月経にかけてはベタベタ・ニキビなどが増えますが、逆に乾燥気味となる方もいます。
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月経が始まったばかりと月経前では、顔色がいまいち・悪い人が増えるが、際立ってはおらず、全体を通じて「ふつう」の方が多くなっています。
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全体的にはあまり顕著な変化ははないですが、10代では月経前のトラブルが半数近くまで増えていて特徴的です。
マイダイアリー「睡眠」
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睡眠時間は若干変化はあるものの、特徴的なステージ別の顕著な変化はわかりませんでした。
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寝つきは、悪い人に比べて良い人が多くなっています。
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睡眠時間はたっぷりとかふつうで6~7割程度で、寝付きもよいにもかかわらず、半数以上寝ざめ感は良くない状態で、若い世代ほど眠いと訴えているのが特徴的です。
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睡眠時間はたっぷりとかふつうで6~7割程度で、寝付きもよいにもかかわらず、半数以上寝ざめ感は良くない状態で、若い世代ほど眠いと訴えているのが特徴的です。
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全年代を通じて月経前に睡眠の質が良くないと感じています。また特に30代・40代では、月経周期を通して約1/3の方々が睡眠の質がよくないと感じており、寝つきとも関連があるかもしれません。
マイダイアリー「ココロ」
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10~40代までは、月経中と月経前にやる気が減少し、排卵期あたりにやる気が増す状況がみられます。
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排卵後から月経前にかけて、イライラ感が増してゆく状況が特に20~40代にかけてはっきり現われています。しかし、約2割のイライラしている人とほぼ同数で落ち着いている人もみられます。特に50代ともなると、イライラの度合いもぐっと減り落ち着きがみられます。
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こちらもイライラ感の症状と同じく、月経の最初がどよ~んで、排卵前は元気になり、次の月経前にはどよ~んとなる傾向がみられます。10代50代がウキウキ感をたくさん感じるようで、40代があまりウキウキを感じていない様子です。
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イライラやウキウキほど顕著ではありませんが、コミュニケーション能力も月経中や月経前に落ちて、話が面倒という方が増えています。
マイダイアリー「ラッキー度/ストレス度」
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10代50代では、排卵が遅れている「わからんブルー」のステージでストレスが大きくなっています。全般的には月経中と、月経前にストレスが増しているようです。10代30代40代にみられる高温期が少し長めだったり月経周期が長過ぎた場合の「わからんオレンジ」の耐えがたいストレスの増加は、妊娠の可能性や月経不順との関連も考えられます。
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年代による差が大きく、若いほど「ラッキー」と感じ、50代の「ついていない」の割合が多くなっています。特に40代では月経周期による変化はあまり見られませんが、10代50代では月経前の「ついていない」が目立ちます。

まとめ

ほとんどの項目で全年代を通して、月経期間中(ブルー前期)と月経前(グリーン前期/後期)の不調と、排卵期前後の好調がみられます。
10代・50代は他の年代に比べ数が少ないことを考慮しなければいけませんが、若いほど月経周期のステージ別変化が大きく出ており、50代になると、ホルモンの影響を受けることが少なくなるせいなのか、不調の割合が減少していることが見てとれます。
全体を通じてかなり症状を訴える方が多く特徴的な項目は「便通」の便秘気味、「お肌」のトラブル、「目覚め感」における眠気でした。
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