女性の健康管理のために開発された衣服内温度計Ran's Night(ランズナイト)シリーズに、Ran's Night for Smartphoneが登場しました。計測したデータは女性のセルフケアサイト『Ran’s Story+(ランズストーリープラス)』で管理しており、眠っている間の温度変化を確認したり、次周期の予測を確認したりすることができます。サイトがスマートフォン・タブレット・PCに対応したことで各種グラフが見易くなり、より多くの方に使いやすい機器をご提供できるようになりました。
Ran’s Night for Smartphone の前身であるRan’s Nightは、基礎体温は測りたいけれど「毎朝同じ時間に起きて測るのは大変」という女性の切実な声から生まれました。私たちは2001年、10~60代までのすべての女性が簡便に利用できる計測端末と、分析結果を配信するシステムを提供することを目指し、信州大学繊維学部感性工学科上條正義助教授と共同研究をスタート、その後生体計測工学の第一人者戸川達男先生(元東京医科歯科大学・早稲田大学教授)や、基礎体温の神様と呼ばれる産婦人科医故松本清一先生(元群馬大学・自治医大名誉教授、元日本家族計画協会会長)等、多くの研究者のご指導を受けつつ、試行錯誤の末、ウェアラブルセンサによる女性健康情報システムの開発を実現することができました。また、Ran’s Nightのデータ管理先であるRan’s Storyには、自分の心と体に向き合い、悩みを仲間に相談できるコミュニティの場所を設けました。
こうして開発されたRan’s NightおよびRan’s Storyも、時代の移り変わりとともに普及してきたスマートフォンやタブレットでの閲覧を、利用者の使いやすい環境へと整備する必要がでてきました。コミュニティサイトRan’s StoryはRan’s Story+へとリニューアルし、最大限どんな端末でも見やすく、操作性の良いサイトになっています。それに伴いRan’s Nightもスマートフォン対応のRan’s Night for Smartphoneへと装いも新たにリニューアルしました。